2022年03月31日

新渓園

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無料で楽しめる日本庭園と広々とした和風建築

新渓園(しんけいえん)は、倉敷美観地区にある日本庭園と和風建築物です。大原美術館の南側に位置しています。庭園は入場無料。建物内は貸室利用のないときに無料で一般開放されています。

 

新渓園はもともと、1893年(明治26年)に倉敷紡績(クラボウ)の初代社長・大原孝四郎の還暦祝いとして建てられた別邸です。そのときの名称は向邸(むかいてい)でした。

 

その後、大原美術館の創立者である孝四郎の子・大原孫三郎によって、1922年(大正11年)に倉敷市へ寄贈されます。市へ寄贈後、大原孝四郎の雅号「新渓」にちなんで「新渓園」と名付けられました。

 

新渓園はおもに、美しい日本庭園と「敬倹堂(けいけんどう)」と「游心亭(ゆうしんてい)」と呼ばれる建物からなります。敬倹堂は56畳という大広間に、広い縁側を備えた和風建築。縁側の目の前には日本庭園が広がり、昔ながらの日本家屋の良さを体感できます。游心亭は、茶室を備えた数寄屋風の和風建築です。

 

敬倹堂の大広間は一般利用もでき、結婚式や観光イベントなども行われています。また游心亭も茶会などで、一般利用可能です。

 

新渓園の日本庭園は池泉回遊式庭園で、近代日本庭園の先駆者とされる作庭家・七代目 小川治兵衞が手がけました。青々とした木々や鮮やかな花、紅葉など、四季を通じて楽しめます。

ピックアップ

日本庭園

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新渓園の広々とした日本庭園は、作庭家・七代目 小川治兵衞によって作庭されたものです。治兵衞は明治から昭和前期にかけて活躍し、近代日本庭園の先駆者と呼ばれています。

 

池泉回遊式庭園と呼ばれる形の日本庭園で、四季を通じてさまざまな植物や紅葉などを楽しめるのが特徴です。池は琵琶湖に見立てられており、庭園は近江八景をモチーフにしています。

敬倹堂

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敬倹堂は56畳という非常に広い畳敷きの大広間と、開放感あふれる縁側のある和風建築の建物です。天井は高く大きな梁が並んでおり、迫力に圧倒されます。

大広間から見る日本庭園も美しく風流です。結婚式での和装の前撮りスポットとしても人気があります。

游心亭

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游心亭は数寄屋風建築の建物で、平成の改修のときに増築されました。本格的な茶室と、2部屋で15畳の続き和室を備えた建物です。

実際に茶会のときに利用されており、茶道愛好家のあいだで親しまれています。

インフォメーション

住所

岡山県倉敷市中央1丁目1-20

アクセス

JR山陽本線 倉敷駅から徒歩約15分

TEL

086-422-0338

公式HP

https://www.city.kurashiki.okayama.jp/6067.htm

入場時間

9:00~17:00(受付は16:30まで)

休場日

年末年始(12月29日~翌年1月3日)

料金

無料(貸室利用は有料)