このいとtsumugu紡
繊細な風合いを楽しむ インディゴ染めと出会う店
国産ジーンズ発祥の地・倉敷市児島。
ジーンズと聞いて思い浮かべるあの濃いブルーを生み出す染料が、インディゴです。インディゴをジーンズにとどまらず暮らしに取り入れてもらおうと、「この糸から始まるものづくり」をテーマにニット製品などのアイテムを展開しているのが、美観地区にある「このいとtsumugu紡」。
児島で50年以上、デニム製品を中心に繊維製品の染色・洗い加工を行っている工場の直営店です。
インディゴに浸した直後の繊維は緑色ですが、空気に触れて酸化することで青く発色します。染着力が弱いため、何度も液体に浸して染める工程を繰り返し、色を重ねることで深みのある青「インディゴブルー」が生まれるのです。
また、摩擦や洗濯などにより色落ちする性質があり、風合いがどんどん変化していくのも魅力。同じものはひとつとしてなく、自分だけのものを「育てる」喜びがあります。
町家を改装した店内には、身に着けるものだからこそ環境に配慮して作る着心地の良いストール、カーディガン、帽子や靴下などの衣類や、好みの風合いが選べるポーチ、バッグなど、個性的なアイテムが並びます。
予約制でインディゴ染め体験も可能です。
藍色を身近に感じ、紡との出会いを通して伝統の魅力に触れられる場所。ここでしか出会えない「藍色」インディゴブルーを感じてみませんか。
ピックアップ
INDラグランニット 15,400円(税込)
年代を問わず目をひく、日本人に馴染みのあるインディゴブルーのニット。
糸の芯までは染めない技法「ロープ染色」で染めた特殊な糸を使用し、味のある色合いを表現しています。まさに50年以上にわたり培ったジーンズ加工のノウハウが活かされているニットです。
縫い目がなく、一着まるごとを立体的に編み上げており、着る人それぞれの身体になじむ優しい着心地が特徴。ニットの色、袖の長さ、首まわりの形などのバリエーションがあり、選ぶ時間も楽しめます。一着一着を見比べるとそれぞれの風合いが違うことにも気づけるはず。
インディゴ染め体験
白い布を、濃い青に。世界にひとつだけのインディゴ染めにチャレンジしませんか。
染め液を作り、ビー玉や積み木などの道具を使って柄を入れて染めていきます。気温によって染まり具合が変わるので、仕上げるまでどんな作品になっているかわからない偶然性もまた、染め体験ならではの楽しみ。バンダナのほか、ストール(4,400円)、トートバッグ(5,500円)、Tシャツ(4,400円)を染めることも可能です。
事前予約制で、所要時間はおよそ1時間〜1時間半となっています。
インフォメーション
住所 |
岡山県倉敷市本町10-3 |
---|---|
アクセス |
JR山陽本線 倉敷駅から徒歩約14分 |
営業時間 |
10:00~18:00 |
定休日 |
不定休 |
TEL |
086-436-6022 |
公式HP |