語らい座 大原本邸
なまこ壁・日本庭園など倉敷らしさがギュッと詰まった町家住宅
「語らい座 大原本邸」は、江戸時代後期(寛政7年着手)の豪商屋敷「旧大原家住宅」です。
1971年(昭和46年)母屋始め敷地内10棟が国の重要文化財に指定されましたが、その後も大原家当主が居住していたため非公開でしたが、2018年4月に「語らい座 大原本邸」として一般公開されるようになりました。
一階の倉敷格子や二階の倉敷窓、なまこ壁など蔵屋敷の典型的な特徴を備えており、とくに主屋の土間を抜けた先の蔵と石畳の美しさは圧巻。倉敷らしさがすべて詰まっていると感じるほどです。
入り口を入ると、ふりそそぐのは大原家5代壮平、6代孝四郎、7代孫三郎、8代總一郎が語った言葉。蔵には大原家8代の歩みが展示されています。
内中倉は大原總一郎の書斎をイメージしたカフェスペースです。
大原總一郎の好きだった「鳥類」「民藝」関連の書籍を含め、蔵書約2,000冊を展示し、「くらしき未来K塾」など市民も参加できるイベント・セミナー会場としても利用されています。
最奥は、大原家7代当主孫三郎がお茶を楽しみ、8代總一郎はレコード鑑賞と代々の当主がくつろいだ離れ座敷です。日本庭園は孫三郎が自ら作庭に関わっており、四季を楽しむことができますが、秋の紅葉はとくにおすすめ。
凝縮された、倉敷美観地区らしい景色をゆっくりと楽しんでみてください。
ピックアップ
蔵と石畳が並ぶ景色
なまこ壁・蔵屋敷など倉敷らしい景色が楽しめます。
入り口を入り、土間を抜けた先にあり、晴れの日は太陽が降り注ぐ様子、雨の日は雨がしたたり落ちる様子が美しいです。倉敷美観地区にあってここは別世界であると感じられるでしょう。
インスタレーション「ふりそそぐ言葉」
大原家5代壮平、6代孝四郎、7代孫三郎、8代總一郎が語った言葉がふりそそぐインスタレーションです。
・やるべし、多いにやるべし
・どうだ、俺を乗り越えられるか
見る人・訪れる時によって、目に入る言葉は異なるかもしれません。
離れ座敷
離れ座敷からは日本庭園を楽しむことができます。
外からは見えないため「こんなに立派な庭があったの」と驚き、ゆったり流れる時間の中で、街歩きの疲れを癒やす方も多いとか。
離れ座敷ではお抹茶(800円)をいただくこともできます。
インフォメーション
住所 |
岡山県倉敷市中央1丁目2-1 |
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アクセス |
JR山陽本線 倉敷駅から徒歩約15分 |
TEL |
086-434‐6277 |
公式HP | |
開館時間 |
9:00〜17:00 |
休館日 |
月曜日・年末年始 |
料金 |
大人:500円 |