亀遊亭
伝統を受け継ぎ進化させる、和風建築の洋食レストラン
レストラン亀遊亭は倉敷美観地区の入口近く、倉敷川畔にあります。
建物は、1911年に倉敷教会の会堂として建てられました。幼稚園として使われた時期もあるようです。
レストランとして開業したのは1978年で、瓦葺きと白壁の外観は建てられた時からほとんど変わっていません。伝統建造物保護条例により外観が変えられないからです。
店に入るとまずオープンキッチンが目に入ります。開業当時はもちろん、現在でも美観地区でオープンキッチンの飲食店は珍しいです。
和風建築ですが店内はすべてイス席で、2階には個室の特別室があります。1階席には店名にもなった、芸術家「棟方志功」による「亀遊」の書額が掛けられています。
メニューはオープン当時から受け継がれるもの、昔からある料理をアレンジして新たに名物として誕生させたものなど新旧さまざま。昔懐かしさを感じるカレーや、食べ応えのある網焼きステーキなどがあり、幅広い年代に好まれるメニューがそろっています。岡山県美星町産の美星ポークや岡山県牛窓産のマッシュルームなど、地元食材を用いた洋食を楽しめます。
おすすめ料理
倉敷流オムハヤシ
倉敷流オムハヤシは、とろとろの卵が目を引く名物メニューです。
ごろごろ大きなチキンがはいったチキンライスにふんわりと卵がかかっています。
オムハヤシが誕生したのは2018年ですが、ソースとしてかけているハヤシは創業当時から受け継がれている伝統のものだとか。ハヤシはしっかりと煮込まれており、濃厚でトマトの甘みを感じます。
卵の味は控えめなので、ハヤシソースと一緒に食べることでちょうどいい塩梅に。
レストラン亀遊亭の伝統と新しさを一度に味わえる一品です。
くらしき川舟ステーキ膳
くらしき川舟ステーキ膳は1日限定15食です。
「くらしき川舟」とは倉敷美観地区の象徴とも言えるもので、倉敷川はかつて物資を積んだ川舟でにぎわっていました。今では観光客向けに川舟が運航されるように。
その川舟の形をかたどった備前焼の器にステーキが盛られています。前菜3種とサラダ、吸い物、ご飯がついて、ボリュームのある御膳です。
インフォメーション
住所 |
岡山県倉敷市中央1丁目2-20 |
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アクセス |
JR山陽本線 倉敷駅から徒歩約15分 |
TEL |
086-422-5140 |
営業時間 |
11:00~15:00(ランチ) |
定休日 |
水曜日 |
公式HP |