café EL GRECO

大正時代の洋館でゆっくりとくつろげる老舗喫茶店

café EL GRECO（エル・グレコ）は倉敷川畔にあり、大原美術館の隣に位置する老舗の喫茶店です。

レトロ感ただよう外観はたくさんのツタに覆われており、異国情緒を感じます。店名は大原美術館に所蔵されている代表作品のひとつ、絵画「受胎告知」の作者であるエル・グレコが由来です。

café EL GRECOの建物は1925年（大正14年）に、農地管理会社の事務所として建てられました。設計者は大原美術館の本館と同じく、建築家の薬師寺主計（やくしじ かずえ）です。

1959年（昭和34年）に建物は喫茶店に改装され、café EL GRECOとして営業を開始しました。先代の経営者は、大原家に出入りしていた縁があったため、大原総一郎から喫茶店運営をすすめられたからです。「エル・グレコ」という店名も、大原総一郎が命名しました。

建築設計を行った薬師寺はツタが好きだったため建物のまわりにツタを植えました。現在では建物を覆うまで育ち、café EL GRECOを象徴するものになっています。暖かい時季には葉が生い茂り、深緑が美しいです。秋にはきれいな紅葉。寒い時季は葉が落ちて枝の茶色が印象に残り、季節によって違った表情が楽しめます。

店内の板張りの床や天井、窓などは建てられた大正時代のままです。懐かしい趣を感じる店内で、ゆったりと過ごせます。

おすすめメニュー

コーヒー

人気のコーヒーは、モカをメインに数種類の豆をブレンド。ていねいに入れられたコーヒーは、深みのある味わいです。

ミルクセーキ

café EL GRECOのミルクセーキは上にシャーベットが載っており、独特のスタイルです。シャーベット部分をスプーンですくって食べると、ひんやり感が口の中に広がります。

 

シャリシャリとした食感と懐かしくやさしい甘さで、まるで昔の「アイスクリン」のような味わいです。ほんのりと甘く心地よい余韻も楽しめます。

 

どことなく懐かしい味で、店内の雰囲気とともにぜひ味わって欲しいです。暑い日に飲むと、とてもおいしいと思います。

レアチーズケーキ(ブルーベリーソース)

レアチーズケーキはcafé EL GRECOの昔からの人気メニューです。ケーキには自慢のブルーベリーソースがかかっています。

 

レアチーズケーキは、クリームが軽やかでとろけるような舌触りで、上品な甘さとチーズの味わいが広がっていきます。また甘酸っぱいブルーベリーソースとも相性が抜群です。

 

コーヒーとレアチーズケーキのコンビネーションはとくに人気で、これらを楽しみに長年にわたって通うファンもいるそう。

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