旅館くらしき(飲食店)
江戸時代の歴史を感じる建物で、倉敷らしさと旬を味わえる和のランチ
倉敷美観地区には古くは江戸時代に建てられた建物が残っています。旅館くらしきもそのひとつ。江戸時代末期に建てられました。
倉敷美観地区のメイン通り、倉敷川がちょうど曲がった川沿いにあります。建物は時代に合わせて改装しているものの、梁や柱などは当時の面影のまま。旅館くらしきへ一歩踏み入れると、一気に昔へタイムスリップした気分になる人は少なくありません。
旅館くらしきは、砂糖問屋の母屋や米蔵などを生かし、1957年に旅館を創業しました。現在では。倉敷を代表する旅館となっています。
レストランが誕生したのは2007年。宿泊者でなくても食事をすることができるようになりました。店内は、庭側が大きなガラス張りになっています。食事をしながら見事な日本庭園を眺めることができ、特別感を味わえることでしょう。
通常、食事はレストランでとりますが個室のプランも人気です。地元では、祝いごとや法要などに使用されます。部屋によって倉敷の町並みを楽しめ、目でも倉敷らしさを感じられるのは旅館くらしきならでは。
通常のランチメニューは時期によって変わり、旬の食材を用いた季節を感じられる内容に加え、雛御膳など期間限定の料理を提供することもあります。
おすすめ料理
四季の散歩道御膳
旬の食材をたっぷり使用し、春、夏、秋、冬と季節に応じてメニューが変わります。季節を感じる、1日限定50食の御膳です。
一段6つに仕切られた箱が二段あり、そこにはお造り・煮物・焼き物・デザートなどバラエティーに富んだ12品の料理を楽しめます。ひとつひとつが小ぶりなので、少しずついろいろな味を楽しみたいかたにぴったり。味付けは上品で素材の味が感じられます。
色とりどりの美しい器にていねいに盛りつけられ、まるでアートのよう。どれから食べようかと迷うのもこの御膳の楽しみかたのひとつです。
花咲き手毬寿司
箱にひと口サイズの手まり寿司が入っています。ころころかわいらしい寿司が8種類あり、見た目も華やか。吸い物と茶碗蒸しがついた、1日限定20食です。
寿司のネタは時期によって変わりますが、岡山ではメジャーなものが提供されます。例えば「ままかり」。ニシン科の魚で関東ではサッパと呼ばれています。岡山では郷土料理「ばら寿司」に用いられたり、ままかり寿司として食されたり、岡山県を代表する魚です。酢漬けされたままかりは、酢飯との相性は抜群。
また「シャコ」が登場することも。海老に似た甲殻類のシャコは、ふんわりとした身で淡泊ですが、旨みもしっかりとあります。
花咲き手毬寿司は岡山の食を味わいたいかたにおすすめです。
インフォメーション
住所 |
岡山県倉敷市本町4-1 |
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アクセス |
JR山陽本線 倉敷駅から徒歩約20分 |
TEL |
086-422-0730 |
営業時間 |
11:00~14:30(ランチ) |
定休日 |
月曜日 |
公式HP |